お墓と宗教

日本人は、熱心な信仰心があるというイメージが比較的薄く、”無宗教”と主張する人も多い中、もし自分が死んだらどんなお墓に入るのかということ、あるいは親のためにどんなお墓を用意すべきかといったことを前もって考えておく必要があります。

死と宗教は深い関わり合いがあり、それは日本だけでなく世界中どの国でも否定できない事実でしょう。
というわけで、お墓選びの際は宗教と向き合う数少ないきっかけになる人も多いのではないでしょうか。

墓地には大きく分けて2つの形態があります。
それは”公営墓地”か”民営墓地”です。
”公営墓地”は都道府県あるいは市区町村が所有し、そこから委託された財団法人が実際に運営・管理を行っているものです。
宗旨・宗派は不問で誰でも使用権を申請できますが、公営という点で費用が安いのもあって大変人気が高く、使用権は毎年行われる抽選によって決まります。

”民営墓地”は、主に公益法人や宗教法人といった永続性・公共性が伴うところが母体となって運営されるものです。
その中でも宗旨・宗派を問わずに使用権募集を行っているところは”民営墓地”として分類されます。
民営墓地は、墓石設置業者などを既に指定しているところが多く、手続き等がスムーズですが、使用料などは公営墓地にくらべると高めです。
ただ、公営墓地のように使用権を獲得するために応募が集中し、確実に獲得できるかわからないといった気苦労は一切ないでしょう。

宗教法人運営墓地の代表格としてあげられるのは”寺院墓地”でしょう。
最近の寺院では、”過去の宗旨・宗派は不問”という触れ込みのところが存在しますが、厳密に言うと民営墓地の宗派不問とは意味合いがまったく違い、基本的に寺院墓地の利用には必ずその寺院に所属していることが前提となります。
いわゆる”檀家”制度です。

Copyright © 2014 正しいお墓選びの知識 All Rights Reserved.